さとえ学園小学校 教諭 山中昭岳
諸感覚を鍛える取り組みを“きく”、“みる”、“におう”と紹介してきました。今回は“あじわう”技を習得するための取り組みです。
※本実践はアレルギー等に配慮し,安全面,衛生面に留意して行っております。
これは何の木でしょう。
社会のクイズとなってしまいますが、この地図記号にもなっているくらいの木です。
その木の実がこれらです。
正解は、クワです。
さて、ここからが授業です。
写真には三つの実があり、白い実はまだできていないのがわかるかと思います。では、赤い実と黒い実、どちらの実がおいしいでしょうか。
ただ「おいしい」といった感想で終わってしまっては、あじわう技をゲットしたことになりません。言語化することが技の習得となるのです。ここでは「食レポする」ことがミッションとなります。食レポを届けるターゲットは家の人です。食べたときの味を言葉で、しかも他者に伝わるように表す状況をつくります。
この取り組みは「“あじわう”技を使って食レポしよう」です。
どうでしょう、生活科の学習でゲットした技で、自らの学習の様子を紹介する、一石二鳥の取り組みではないでしょうか(^^)。
しかし、ただ言葉で表しなさいといっても難しいので、もう一つ、手立てをうちます。石堂裕先生のブログで出ていた「考えるための技法(思考スキル)」を活用して、二つの実(赤い実と黒い実)の味をレポートします。相手にその味を伝えるときに、二つを比べて説明することで、それぞれの特徴がわかり、どちらがオススメなのかの根拠を明らかにした食レポができます。
では、実際の子どもが書いた食レポをご覧ください。
二つの実の特徴を捉え、比較して書かれていることがわかると思います。
何もなく、このような食レポを書くことはできません。思考ツール(ベン図)を用いてあじわったことを可視化し、それを材料にして食レポをまとめています。
この「比べる」思考スキルは、違うところと同じところをみつけることです。
今回のように、生活科の体験学習において、体験と思考の一体化をめざした思考ツールの活用を展開しています。
つづく
プロフィール
さとえ学園小学校
教諭 山中昭岳
なぜ、小学校の先生に?
給食、遠足、修学旅行。楽しく、変化いっぱいの毎日が過ごせ、誰よりも一番近くで子どもたちの成長する姿をみることができるから。
my belief
教師自身が一番の学び手であれ!!